核軍縮実現への道筋を話し合う国際賢人会議の最終会合がきょう、都内で始まりました。会議は2日間の日程で行われ、国際社会などへの提言をとりまとめたい考えです。
国際賢人会議は、2022年に岸田前総理の呼びかけで始まったもので、核保有国と非保有国の有識者らが「核兵器のない世界」の実現に向け、これまで5回にわたって協議してきました。
最終会合となる今回は、核軍縮への具体的な取り組みについて意見を交わし、来年開催されるNPT=核拡散防止条約運用検討会議に向け、国際社会やNPT締約国への提言をとりまとめる方針です。
岩屋毅外務大臣
「国際賢人委員の皆様が取りまとめてくださる提言を受け止めて、『核兵器のない世界』に向けた現実的かつ、実践的な取り組みを継続していきたいと思っております」
岩屋外務大臣は冒頭、厳しい国際情勢の中で唯一の戦争被爆国である日本が「国際社会の取り組みを主導していく決意だ」と強調しました。
また、日本政府が核兵器禁止条約の締約国会議へのオブザーバー参加を見送ったことについて「非常に難しい決断だった」と述べ、核保有国と非保有国が広く参加するNPT体制のもとで核軍縮を進めることが現実的で効果的であるという考えを改めて示しました。
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