ミャンマーで起きた大地震を受け、軍事政権への武装抵抗を続けている民主派組織は、「戦闘を一時的に停止する」と発表しました。

ミャンマー中部マンダレーなどを襲った大地震で、軍事政権はこれまでに1644人が死亡したほか、3408人が負傷したと明らかにしました。

震源地に近いマンダレーや北部ザガイン地域では、4年前の軍事クーデター以降、民主派の武装勢力などが軍との激しい戦闘を続けています。こうしたなか、民主派組織「NUG=国民統一政府」は、被災地での人道支援活動を進めるため、「今月30日から来月12日までの2週間、軍との戦闘を一時的に停止する」と発表しました。

被災地には、ロシアや中国、シンガポールなどが救助隊員らを派遣していて、国際援助の動きが広がっています。