今月23日に発生し、きのう(28日)鎮圧が発表された岡山市南区の山林火災の現場では、鎮火を目指して残った火種を探しながら消して回る地道な作業がけさ(29日)から始まりました。

「各ブロックに分けてローラー作戦で」

けさ、消防団員ら189人が4つのエリアに分かれ岡山市南区阿津から徒歩で山の焼け跡に向かいました。

背中には20リットルのジェットシューターを背負っています。

(小寺真生記者)
「貝殻山の山頂付近です。消防団員らが残り火を探していきます。山中は黒く焼け少し焦げ臭い匂いが残っています」

黒焦げになった山肌の焼け跡で、土の中などに残る火種がないかひとつひとつ探しながら確認して回ります。

(消防団員)
「落ち葉がよく燃えるんでやっぱり中に来て初めてわかる。険しいんでなかなか作業が進まないというところが」

(現地の小学3年生)「がんばって消火してくれたから、安心して生活ができます。ありがとうございました」

消防では、こうした地道な作業を焼け跡でくまなく徹底して行い、一刻も早い鎮火を目指したい考えです。