きのう(28日)の鎮圧から一夜明けた岡山市南部の山林火災の現場では、鎮火を目指して残った火種を探しながら消して回る地道な作業が、けさ(29日)から始まっています。

(消防団への説明)
「各ブロックに分けてローラー作戦で」

けさ、消防団員ら189人が4つのエリアに分かれ岡山市南区阿津から徒歩で山の焼け跡に向かいます。背中には20リットルのジェットシューターを背負っています。

(小寺真生記者)
「貝殻山の山頂付近です。消防団員らが残り火を探していきます」

黒焦げになった山肌の焼け跡で、土の中などに残る火種がないか、ひとつひとつ探しながら消して回っています。

(消防団員)
「落ち葉がよく燃えるんでやっぱり中に来て初めてわかる。険しいんでなかなか作業が進まないというところが」

(現地の小学3年生)
「がんばって消火してくれたから、ありがとうございました」

消防では、こうした地道な作業を焼け跡で升目上に徹底して行い、一刻も早い鎮火を目指したい考えです。