愛媛県や岡山県など全国各地で相次いでいる山林火災。
ここ数日、山陰でも発生しています。
今の時期、屋外で火の取り扱う際は「大丈夫」と油断せず、十分注意した方が良さそうです。
3月23日、愛媛県今治市と岡山県岡山市で住宅や倉庫などにも燃え広がる大規模な山林火災が発生。
ほかにも、岩手県大船渡市、宮崎県宮崎市など、全国各地で山林火災が相次いでいます。
林野庁によりますと、山林火災は3月、4月に多く発生していて、鳥取県内でも4月に多く発生する傾向がみられます。
鳥取県西部消防局 予防担当課 吉岡卓也 課長補佐
「春一番と言われます季節風で強風。それと空気の乾燥。非常に火災が起きやすい状況となっている」
背景にあるのがこの時期特有の季節風と空気の乾燥。
1度火が付くと燃え広がりやすい気象状況となっているということです。
また、火災の原因として明らかになっているものの中では刈り取った草や不用品の焼却など全国的に「たき火」が最も多く、鳥取県でも同様に「たき火」が最も多くなっています。
この「たき火」が火種となり多発する山林火災のような大規模な火事に繋がる可能性があるというわけです。
鳥取県西部消防局 予防担当課 吉岡卓也 課長補佐
「屋外で火を使う場合はあと始末、水をかけて消火していただいてその場を離れると。火がついている時にはその場を離れないということが大事」
これから迎える行楽シーズン。
キャンプなど屋外で火を使う場合も、気象状況もよく確認して欲しいとしています。