愛媛県今治市で23日発生した山林火災について、今治市の徳永市長は先ほど「延焼阻止」の状態を宣言しました。

また、31日にも「鎮圧」を宣言したい考えを示しました。

今治市によりますと、けさからドローンのサーモカメラによる残り火の調査を行ったところ、4か所ほどで熱源を確認。

その後、ヘリによる放水や地上からの消火活動を行った結果、「延焼阻止ができていると考えている」ということです。

また、以下の地区に対する避難指示を解除したい考えを示しています。

【避難指示解除の見通し】
今治市朝倉北地区(220世帯 468人)
今治市旦地区(210世帯 400人)
今治市郷桜井2丁目(116世帯 235人)
今治市桜井地区(2,094世帯 4,122人)
今治市朝倉南乙野々瀬地区(83世帯 152人)
計 2723世帯 5377人

【引き続き避難指示を発令】※今治市のみ
今治市長沢地区(219世帯 381人)
今治市緑ヶ丘団地(114世帯 230人)

一方、今治市内では避難所に身を寄せている人がいない状態が続いていることから、現在7か所開設している避難所について、朝倉公民館と桜井公民館を除き閉鎖するということです。

徳永市長は「これまでの懸命な消火活動の成果が確かな形として、延焼阻止の道のりとして見えてきた」とコメントしています。