事業管理者を兼任している院長ら複数の医師の退職が懸念されていた串間市民病院について、宮崎県串間市は、4月以降の新たな事業管理者を選任するとともに、現在の院長が医師として残留する方向で調整を進めていることを明らかにしました。
串間市の島田市長は、27日、市議会の全員協議会で、串間市民病院の新しい事業管理者に、市の元総合政策課長で市民病院経営健全化特命チームリーダーを務めた高橋一哉氏(61歳)を起用することを明らかにしました。
一方、今年度で事業管理者を退任する江藤敏治院長は、非常勤医師として病院に残る意向を示していて、市は、新しい事業管理者と協力しながら調整を進めるということです。
市によりますと、串間市民病院の来月以降の医師の数は現在の12人から9人に減りますが、これまで通りの診療・救急体制などを維持し、空席となる院長については当分の間、代行者を立てるということです。