14年前の東日本大震災で多くの職員が犠牲となった岩手県大槌町の旧役場庁舎の跡地に設置されていた献花台が老朽化を理由に27日、撤去されました。



27日の午前8時ごろ、作業員6人が献花台に向かって手を合わせた後、撤去作業を開始し、中に収められていた仏像などを運び出しました。

献花台は、震災当日、大槌町内のホテルに複数の町民が宿泊していた秋田県五城目町が適切な避難誘導への感謝の気持ちを込めて2013年に贈ったもので、当初は住民有志が管理してきました。

有志の高齢化などを背景に5年ほど前には町内の寺院でつくる団体が管理を引継ぎましたが、老朽化を理由に町と相談した上で撤去が決まりました。

仏像などは町内の寺院でつくる団体が保管するということです。