「暑い」そんな会話が飛び交う1日になりました。
27日の山陰地方は7月中旬並みの気温を記録し、各地で夏日となりました。
季節は春を飛び越えて夏を思わせる暑さに一気に両県でサクラも開花しました。

27日、午前の松江城。

記者 昌子秀
「連日、暖かい日が続いていますが、気になる松江城の桜、すでに咲いている花もあります」

午前10時過ぎの松江城。二の丸では10輪ほど、ソメイヨシノの開花が確認できました。

27日の山陰地方は各地で朝からぐんぐん気温が上がり、鳥取市青谷で28.8度、米子で28.0度、浜田で28.6度、松江で27.4度など、29の観測地点のうち、20地点で3月の観測史上最高気温を記録し、7月中旬並みの暑さとなりました。

松江武者行列が開催される4月5日ごろには見ごろを迎えたサクラが春の松江城を彩りそうです。

そして、春を飛び越え、一気に夏のような暑さになると。

記者 日野彰紀
「鳥取城につながる久松公園入口にあるこちらが鳥取のサクラの標本木、きょうサクラの開花となりました。」

鳥取地方気象台によりますとソメイヨシノの標本木にきょう咲いていたのは10輪程度、きのうの時点では0だったのできょうの陽気で一気に花開いたと言えそうです。
3月27日のサクラ開花は平年並みだった去年より2日早い開花となります。

そして、27日午前に1輪咲いていた松江のサクラもきょう開花が確認され、去年より1日早い開花となりました。

松江地方気象台 門脇孝之 調査官
「3月22日以降の気温がかなり平年より高かったから、桜も開花したと思われる」

ちなみに3月27日は3(さ)×9(く)、27で日本さくらの会が定めたサクラが初めて開くころの「さくらの日」なんだそうです。

1週間から10日ほどで満開を迎えるサクラ、一気にお花見シーズンと
いきたいところですが。

キャスター 小林健和
「きょうの米子市内、空気がまとわりつくようなモワッとしたムシムシ感があり、もう長袖じゃなくていいですね。春を通り越して夏のようです」

暑さに加えて鳥取県は、27日県内全域でPM2.5が環境基準値を超えるとして注意を呼び掛けました。

アレルギーや呼吸器系などに疾患がある人などは、マスク着用やうがいの徹底などを呼び掛けています。

さらに、両県広い範囲で強風と乾燥注意報が発表されていた中、浜田市では。

午後0時20分ごろ、浜田市三隅町で草地を焼く火災が発生しました。

近くの倉庫に燃え移る前に消し止められましたが、野焼きの火が燃え広がったとみられていて、しばらくはより一層の注意が必要となります。

一方で、28日以降は前線の南下に伴い、次第に日本海から冷たい空気が流れ込み気温が下がる見込みで、急激な寒暖差にもご注意下さい。