量販店で回収される食品トレーなどを積極的に再利用して資源の循環につなげようと、食品容器製造会社と四国の量販店10社が協働宣言を交わしました。

協働宣言を交わしたのは広島の大手食品容器製造会社「エフピコ」と四国の量販店10社が加盟する協業組織、「四国シジシー」です。エフピコは、およそ35年前から回収した使用済み食品トレーを原料に戻し、新たに食品トレーを作る資源循環型のリサイクル方式「エフピコ方式」を行っています。この「エフピコ方式」を積極的に推進する「協働宣言」をこれまで全国の量販店99社と交わし、取り組みを進めてきました。今回の四国シジシーとの協働宣言で、高知県内ではサンシャインやサンプラザなど5社の店舗で「エフピコ方式」を推進していきます。

(エフピコ 佐藤守正 会長)
「できる限りの循環型社会、環境負荷の低い世界を、社会を作っていきたいなと思っています」

(四国シジシー 平間一幸 社長)
「地域で育った加盟企業様ですので地域の方と一緒になって環境に貢献できればありがたいなと」

現在、「エフピコ」が「四国シジシー」の加盟店舗に納入しているトレーはエコ化率が66.7%で、今回の宣言によって取り組みを強化することでエコ化率は70%を超える見込みだということです。