平泉世界遺産ガイダンスセンターは27日、奥州藤原氏の三代秀衡が中尊寺に奉納したものの一つである可能性が高いとする巻物を報道に公開しました。

こちらが公開された巻物です。
奥州藤原氏の三代秀衡が12世紀後半に中尊寺に奉納した、紺紙金字一切経のうちの1巻である可能性が非常に高いということです。

住田町に住む個人が所有していたものを平泉世界遺産ガイダンスセンターに持ち込んだもので、一切経は5300巻のうち国宝に指定された2800巻ほどしか伝わっておらず、所在不明の1巻ではないかと考えられています。

今後の巻物の保管場所については現在協議中で、一般公開の予定は今のところないということです。