戦後、山梨県内の女性画家の中心的存在として活躍した画家・佐野智子の作品展が韮崎市で開かれています。

東京に生まれた画家・佐野智子は戦後、両親の故郷の山梨に移り住み、高校などで美術教師として働きながら県内の女性画家の中心的存在として活動しました。

企画展は佐野智子の生誕100年を記念して韮崎大村美術館が開催したもので、戦後、県内で活動したほかの女性画家の作品も含め23点が展示されています。

このうち代表作の「けし」は、山梨の野原を好んで描いたという佐野がみずみずしい色としなやかな線でケシの花を表現しています。

韮崎大村美術館 若林美帆学芸員:
「佐野智子先生の名前を聞くと教わったことがあるかもとピンと来る人もいると思います。もう一度作品の魅力を楽しんでもらいたい」

この企画展は韮崎大村美術館で7月6日まで開かれています。