福島県いわき市にあるアクアマリンふくしまで、ゴマフアザラシの水槽の大掃除が行われました。普段は見られない水族館の裏側に密着しました。
いわき市小名浜にあるアクアマリンふくしま。その愛くるしい姿で人気となっているのが、ゴマフアザラシです。
アクアマリンふくしまでは、大人のアザラシ2頭と、その2頭から生まれたこどものアザラシ1頭のあわせて3頭が展示されています。
そんなアザラシの水槽では、10月14日、水を抜いての大掃除が行われました。
飼育員のもとにあがってきたアザラシたち。まずは展示水槽から予備飼育槽へと移動させます。
3頭は一列になって移動を開始しますが・・・
アザラシの飼育担当・平治隆さん「行って行ってー。あ、だいふくも行って行ってー」
好奇心旺盛な子どものだいふく君は、エサがもらえると思ったのか飼育員のもとへUターン。その後もエサを貰おうと足元でうろうろとしますが、ようやく水の中へ。
アザラシの移動が終わると、いよいよ水を抜き始めます。徐々に水位が下がる水槽。およそ30分かけ水を完全に抜いていきます。
そして、高圧洗浄機を使いながら汚れを落していきますが、清掃のポイントとなるのが、こうした黒いコケが付着した岩です。
アザラシの飼育担当・平治隆さん「コケの間に色々なばい菌がいたりとか、ケガしたときにそこから感染したりしてしまうとかないように、できるだけ衛生管理というのも考えながらやっています」
実はこの大掃除は、展示をきれいに見せるだけではなく、生き物たちの健康にとっても重要なものなんです。
そして作業開始からおよそ2時間。水槽に水を入れなおし、大掃除が完了しました。戻ったアザラシたちは、ピカピカになった水槽の中を気持ちよさそうに泳いでいました。
アザラシの飼育担当・平治隆さん「水槽がきれいだと生き物も見やすいと思うので、水槽のきれいさというのはあまり目を向けることはないと思いますので、見やすくなった動物をよく観察してもらえればなと思います」
このアザラシ水槽の大掃除は、展示内容にもよりますが、いまは3か月に1回のペースで行っているということです。いまが一番水槽がクリアに見える状態だということで、アザラシファンの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
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