全国初の取り組みです。倉敷市と笠岡市を結ぶ国道の工事現場で、路面を自動で締め固めるローラーが使用されていて、報道陣に公開されました。

土を締め固める重機ですが、運転席は無人です。岡山県里庄町の国道工事現場で公開された自動運転ローラーです。情報通信技術を活用し、工事の効率化を進めようと導入されたもので、道路改良工事で使われるのは全国で初めてです。

各箇所に設置されたカメラやレーダーで障害物を検知すると緊急停止することから人との接触事故が防げるということです。

(フジタ土木本部 三鬼尚臣さん)
「こんな建設現場もあるんだというところに目を向けてもらうと、次の世代が(建設業界に)入ってくる効果もあると思う」

建設業界では情報通信技術の活用により少人数での生産性が高まることに加え、人材の確保にも期待が寄せられています。