25日、宮崎市鏡洲で発生した山林火災はいまだ鎮圧には至らず、現在も自衛隊のヘリなどによる消火活動が続けられています。
(廣末圭治記者)
「宮崎市の鏡洲地区です。山林火災の発生から一夜明けて現在も山の中腹から白い煙が上がっています」
広範囲で焼けてしまった山肌。
こちらでは複数の消防隊員らが消火活動にあたっています。
25日午前、宮崎市鏡洲(かがみず)で発生した山林火災は、現在も鎮圧に至っておらず、26日も朝から自衛隊のヘリや消防などおよそ130人態勢で消火活動にあたっています。


県や宮崎市などによりますと、けが人や建物への被害は確認されていませんが、およそ50ヘクタールの範囲内に被害か所が点在しているということです。
(現場近くの住民)
「きのうは胃が痛いと言うか、火が飛んで来なければいいなという思いがあった」
「今、宮崎だけじゃなくて、愛媛とか岡山でも燃えているし、人ごとじゃなくて早く、鎮火してもらえればなと思う」

現場は鏡洲小学校の西南西およそ1キロの場所で、学校では、26日、修了式が予定されていましたが、児童や職員の安全のため、臨時休校となりました。

(鏡洲小学校 山元美保子教頭)
「ほんとうにこの学校は地域ともにある学校ですので、学校だけではなく、地域の方々早く安心して、子供達も元気に登校できるように一刻も早く鎮火してほしいなと願っているところ」


宮崎市は鏡洲地区の70世帯に避難指示を発令し、26日朝、もっとも多いときで18人が避難しました。