アメリカ・トランプ政権の幹部らが民間の通信アプリを使って中東イエメンのフーシ派への攻撃計画をやりとりしていたことについて、トランプ大統領は「機密情報はなかった」と擁護しました。

アメリカ トランプ大統領
「機密情報は無かったと理解している。多くの人が使うアプリだし、チャットに入っていた男は最低の野郎だ」

トランプ氏は、通信アプリ「シグナル」で政権幹部らがフーシ派への攻撃計画をやりとりしていたことについて問題視しない考えを示すとともに、この報道をした「アトランティック」の編集長を強く批判しました。

編集長をチャットグループに招待したとされるウォルツ大統領補佐官もー。

ウォルツ大統領補佐官
「大統領、この(アトランティック)編集長は世界中にデマやこの種のナンセンスを広めたいのです」

同じくグループに入っていたギャバード国家情報長官やCIAのラトクリフ長官は「機密情報は含まれていなかった」と証言し、「シグナル」の使用に問題はなかったとの認識を示しました。

ただ、CBSテレビは、国家安全保障局が今年2月、機密扱いではない情報のやりとりでも「シグナルを使用すべきではない」と局員あてに警告していたと報じています。