岩手県議会2月定例会は25日、最終本会議が開かれ、大船渡市の大規模山林火災で被災者の支援に充てる補正予算案が追加提案され、可決されました。

追加提案されたのは、大船渡市の大規模山林火災で被災した住民を支援するため、約15億円を増額する2024年度の一般会計補正予算案です。この中で応急仮設住宅の建設費用に約10億円、被災した生徒らに教材購入費や大学進学に伴う一時金を給付する事業に2700万円が計上されています。
2月14日に始まった県議会2月定例会は、新年度当初予算案に関連した県政課題を中心に論戦が交わされました。県が提案した当初予算案は重点項目に人口減少対策などが盛り込まれ、総額7329億円に上ります。
25日の最終本会議は県議会に提出される請願の取り扱いを巡って、議会運営委員会が開かれるなどしたため約2時間半の休憩をはさんで午後7時すぎに再開し、当初予算案や補正予算案を含む議案計81件がいずれも可決され、閉会しました。