従業員に1か月で160時間を超える時間外労働をさせたなどとして、名護市のホテルの支配人とその運営会社である「ザ・テラスホテルズ」が労働基準法違反の疑いで書類送検された。

労働基準法違反の疑いで書類送検されたのは、名護市喜瀬のホテルで支配人を務める50代の男性と、その運営会社である「ザ・テラスホテルズ」。

名護労働基準監督署によると支配人の男性は去年7月と8月、フロント業務や調理担当の従業員合わせて8人に対し、労働基準法で定められた延長時間を超える時間外労働をさせた疑いが持たれている。なかには1か月あたり最長で166時間余りの時間外労働を強いられた従業員もいたという。

事態を受けテラスホテルズは公式サイトにコメントを掲載した。

▼テラスホテルズのコメント(抜粋)
「お客様をはじめ関係者の皆様には、多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

スタッフ増員のための採用強化はもとより、社内に新設しました業務改善委員会において、業務削減のための各種の見直しや働き方改革に取り組むほか、労働基準法遵守のため、労働時間の管理を徹底いたします。

この度の事態を厳粛に受け止め、今後今回のような事態が起きないよう、全社挙げて取り組んでまいります」