島根県出雲市の料理店が調理した食事を食べた人が下痢や吐き気などを訴えている集団食中毒で、出雲保健所は、25日、患者らの便からノロウイルスが検出されたと発表しました。

集団食中毒があったのは、出雲市塩冶有原町の「洋食屋さん リーヴェ」です。

18日から19日にかけて店が調理した弁当を食べた出雲市や浜田市などの男女が食中毒症状を訴えました。

当初の患者数は15人でしたが、その後の調査で新たに6人が確認され、合計21人となっています。

検査の結果、患者4人と店の従事者2人の便から、食中毒の原因となるノロウイルスが検出され、県はこれが原因と断定しました。

県では現在「冬季の食中毒注意報」が発令されているとして、手洗いの励行や食品の十分な加熱などを呼び掛けています。