金沢市香林坊の日銀金沢支店の跡地について、本格的な利活用策を協議するため、市は新たにUR=都市再生機構と連携協定を結びました。

日銀金沢支店は香林坊から金沢駅西の広岡3丁目に移転し、旧支店の地下1階、地上3階建ての建物とおよそ4700平方メートルの土地を巡っては、2月に日銀側が金沢市と売買交渉を始めると明らかにしました。

都心軸に位置する跡地の活用策が課題となる中、金沢市が25日連携協定を結んだのは、国土交通省が所管するUR=都市再生機構です。

URは全国の大都市などで市街地の整備を行ってきた実績があり、専門的な知見を日銀跡地の利活用の検討や、技術的支援に生かしていきます。

市は今後、跡地をめぐる日銀との売買交渉と並行する形で建物の改修に向けた設計に取り掛かることにしていて、土地と建物は2026年3月末にも取得できる見通しを示しました。