春の観光シーズンを前に、長門湯本温泉(山口県長門市)で21日、川に張り出したテラス席の安全を祈願する「川床開き」が行われました。



長門湯本温泉を流れる音信川で、今シーズンの観光の盛況と川床の安全を祈願しました。

長門湯本温泉まち株式会社 伊藤就一 社長
「ますます湯本温泉としては、コンテンツの磨き上げ、それからおもてなしということを2面で行っていきたいと思います」



春の魅力を感じさせる食の取り組みも紹介されました。

「大谷山荘」では、自家製パンを使ったパンセットとシェフが手がけるクラブハウスサンドの2種類が提供されます。

粉から丁寧にパン生地を仕込んだバター香るクロワッサンは、コーヒーとの相性が抜群だということです。

「星野リゾート界長門」では、野だて用の茶道具一式を用意し、併設された「あけぼのカフェ」で作成したどら焼きと一緒に楽しんでもらうセットを提供しています。

桜が鑑賞できる橋の上では、温泉街の9つの店が作った春限定のスイーツを楽しめます。

河川や道路などを一体的に活用する取り組みは、2022年、国土交通大臣賞を受賞しています。

そして、新たに瓦そばが楽しめる店が老舗旅館「山村別館」にオープンしました。

瓦そばは下関市の川棚温泉の名物料理として知られ、山口県のご当地グルメとして広まっています。

訪れた人
「泊まりに来たとき楽しみが増えたかな」

長門湯本温泉でも気軽に味わってもらい、新たな呼び物にしようと出店しました。

元祖瓦そばたかせ 山本幸也 専務
「長門市の活性化そして湯本温泉を盛り上げるために、観光客の皆さん、地元の方々に本物の瓦そばを召し上がってもらえればと思います」

長門湯本温泉では、食や体験を通じて提供する取り組みで観光客の増加に期待しています。