盛岡地方裁判所にある国の天然記念物「石割桜」で幹や枝を守っていた「雪囲い」が取り外され、春の装いとなりました。

21日は午前8時半ごろから、長年にわたって石割桜の管理をしている盛岡市の造園業者・豊香園の庭師6人が冬の期間、寒さや病害虫から幹を保護するわら製の「こも」や雪の重さから枝を守るおよそ80本の縄と支柱を取り外しました。
雪による細かい枝折れや「こも」を巻いていた幹に少量のカビが見られましたが、生育に影響はないということです。

(豊香園 藤村尚樹社長)
「やっと春をお届けできるかなと思って作業しています。新社会人や学生さんに向けて、何かメッセージになればいいなと思います」
豊香園によりますと、つぼみの生育は順調で、4月上旬には開花する見込みだということです。