イギリスの中央銀行は政策金利を4.5%に据え置くと発表しました。世界経済の不確実性が高まるなか、金融緩和には慎重な対処が必要だと判断しました。
イギリスの中央銀行であるイングランド銀行は20日、会合の結果、政策金利を現在の4.5%のまま据え置くと発表しました。金利維持は2会合ぶりです。
イングランド銀行は、インフレの再燃を防ぐために「十分に長い時間、引き締めを行う必要がある」として、今回の会合でも高い金利水準を維持する必要があると判断しました。
また、アメリカのトランプ政権の関税強化などにより世界経済の不確実性が高まっていることから、金融緩和には「段階的かつ慎重なアプローチが適切だ」として、動向を見極める必要があるとしています。
今回の会合では、委員9人のうち、ベイリー総裁を含む8人が据え置きに賛成し、1人が0.25%の利下げを主張しました。
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