スキージャンプの小林陵侑選手もかつて在籍していた「いわてスーパーキッズ」に新たに小学生36人が選ばれ、20日開始式が行われました。

岩手から世界で活躍するトップアスリートの発掘・育成を目的にした「いわてスーパーキッズ」に選ばれたのは、12歳以下の小学4年生23人と15歳以下の小学6年生13人です。

20日の開始式では岩手県文化スポーツ部の小原勝部長から一人ひとりに認定証が手渡されました。続いて陸上の競歩でリオデジャネイロと東京のオリンピック2大会連続出場を果たした花巻市出身の高橋英輝さんから激励のメッセージが寄せられました。

(高橋英輝さん)
「いわてスーパーキッズでのさまざまな活動を通して、アスリートとしての土台を作り、自分が本当に好きなものを見つけてほしいと思います」
スーパーキッズのメンバーは12歳以下が2年間、15歳以下が3年間にわたって基礎トレーニングの他、さまざまな競技を体験し自分の特性に合った競技に取り組みます。

(田村葵さん)
「これからスーパーキッズの仲間たちと励まし合いながら、自分だけでなく、全員が目標をかなえられるように頑張っていきます」
また、20日はそれぞれの過程を終えた48人の修了式も行われました。

修了生の中には既に全国大会で結果を出している選手もいました。岩手大学教育学部附属中学校を卒業した松原永和さんです。松原さんは2022年に全日本中学生カーリング選手権大会に出場しチームの優勝に貢献しました。岩手のカーリング界を担う人材として今後の活躍が期待される選手の一人です。

(松原永和さん)
「世界で戦える選手になることはとても困難なものではありますが、くじけずに挑み続けることを大切にしていきたいと思います。目標はオリンピックに出場して金メダルを取ることです」

修了生たちはこれまでの経験を糧に世界での活躍を誓っていました。