大規模な山林火災に見舞われた岩手県大船渡市三陸町の綾里(りょうり)地区で20日、少年野球の練習試合が行われ、久しぶりに子どもたちの元気な声がグラウンドに響きました。

綾里地区にある三陸総合運動公園のグラウンドで行われた少年野球の練習試合には大船渡市内の2チームと奥州市から1チームが参加しました。
この場所は大規模な山林火災の避難指示などにより使用できなくなっていました。

また、グラウンド近くには山林火災の焼け跡が残っていて近くまで火の手が迫っていたことが分かります。

20日使用再開となったグラウンドで行われた試合には山林火災で大きな被害が出た綾里地区の綾里はまっこスポーツ少年団も出場しました。野球をするは1か月ぶり、試合は2か月ぶりという子どもたちでしたが、元気な声をグラウンドいっぱいに響かせていました。

(綾里はまっこスポーツ少年団 笹野敬太キャプテン)
「自分は不調だったけど仲間が打ってくれたおかげでチームが勝てたので良かったです」

山林火災で自分の家やチームメートの家が心配だったと話す子どもたちは野球ができる喜びを体いっぱいに感じていました。