14人が死亡し、約6300人が被害にあったオウム真理教による地下鉄サリン事件からきょうで30年です。
事件の現場となった東京メトロ・霞ケ関駅では遺族らが黙とうを捧げました。
30年前の1995年3月20日、当時のオウム真理教の信者が東京・霞ケ関駅を通る地下鉄の3つの路線で猛毒のサリンをまき、14人が死亡、約6300人が被害にあいました。

きょう20日霞ケ関駅では事件があった時間にあわせて駅の職員らが黙とうを捧げました。
また駅構内には献花台が設けられ遺族らが花を手向けて犠牲者を追悼しました。
夫を亡くした高橋シズヱさん:
「本当はこんな人生じゃなかったのにと思うと、悔しい思いもあります。長い30年の1つの節目として献花をさせていただきました」
オウム真理教による一連の事件では2018年に教団の元幹部ら13人の死刑が執行されています。