機器の故障などで帰還が遅れていたアメリカ人宇宙飛行士2人が9か月を超える国際宇宙ステーションでの長期滞在を終え、地球に帰還しました。

「着水しました。乗組員が地球に帰還しました!」

ISS=国際宇宙ステーションに長期滞在していた宇宙飛行士2人を乗せたスペースXの「クルードラゴン」は日本時間午前7時ごろ、アメリカ・フロリダ州の沖合に着水しました。

およそ17時間かけて地球まで到着した2人は、宇宙船から外にでると笑顔で手を振って、およそ9か月ぶりの帰還を喜びました。

2人は去年6月、アメリカの航空機大手・ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」の初の有人試験飛行に搭乗し、ISSに1週間ほどの滞在を予定していましたが、機器の故障などで帰還できず、9か月以上の滞在を強いられていました。

NASAによりますと、2人は検査を受け、健康状態を確認したうえで、数週間かけて体を重力に適応させ体力を回復させていくということです。