長崎市の外郭団体「長崎平和推進協会」の継承部会では、被爆者らが修学旅行生らに年間1000件近くの被爆講話を行っています。被爆者の高齢化による会員数の減少を受けて、「語り部」をどう維持していくかが大きな課題となっています。

修学旅行生などに被爆講話を行っている長崎平和推進協会の継承部会。18日に開かれた総会では、ことし9月までの5か月間に、全国の学校などから依頼があった講話の担当者を決めました。

継承部会には、毎年およそ1000件の被爆講話の依頼が寄せられます。しかし、会員の語り部の平均年齢は87.1歳(81歳~98歳)となり、2021年には40人いた会員が、現在は29人となり「語り部」の存続が大きな課題となっています。

会では、継承活動を維持していくため、これまでに被爆体験を語ってこなかった人にも会への参加を呼び掛けています。

長崎平和推進協会継承部会 伊藤武治部会長(83歳):
「現在話している人たちだけでは行き詰まるでしょうね。どんどん言って(話して)(被爆体験を)残したいというのが今、私たちの本音です。手助けは色々と、言ってもらえれば協力しますので、よろしくお願いいたします」

被爆80年のことし、長崎平和推進協会では被爆者だけでなく、被爆2世や3世、さらに被爆者ではない人にも交流証言者として「語り部」に参加してもらい、被爆体験を継承していきたいとしています。