大きな被害が出た福岡県西方沖地震から3月20日で20年。
いざという時に命を守ることに繋がる「防災アプリ」とは。
福岡市の防災アプリ

RKB 馬場遼太郎 記者
「こちらは福岡市の防災アプリです。このように近くの避難所のほか、避難所へのルートなどを一目で確認できます」

福岡市の防災アプリ「ツナガル+(プラス)」。
ほかにも避難所の混雑状況や、ペットとの同行避難ができるかなどを知ることができます。
福岡市がこのアプリを開発したきっかけは、9年前に起きた熊本地震でした。
最大震度7の揺れが2度も襲った熊本地震。避難者の数は最大で18万3000人以上にのぼりました。
多くの人が、避難所に入れずに車やテントなどでの避難生活を余儀なくされました。
福岡市地域防災課 小川末男 課長
「行政として、そういった方々のいわゆる情報の入手と支援の遅れが大きな問題・課題となっていました」
市民が情報発信できる機能も
アプリには、避難所以外に避難した人が位置情報や状況などを発信できる機能も搭載。
市が情報を把握することで、迅速な支援に繋げられると話します。

福岡市地域防災課 小川末男 課長
「迅速に情報を行政の方が得ることというのがなかなか難しい。皆さまから情報を市に提供いただくことで、より円滑な支援に繋がるものと考えています」