利用客
「トラブルとかあった時に、すぐに聞くことができなかったりするのかな」
「あいさつとかしていただけるので、それは朝元気になるなと思います。(なくなるのは)ちょっと残念ですね」
有人改札ならではの良さもありました。
最後の日となった先週金曜、小川駅長の胸にも込み上げてくるものがありました。

鳥取駅 小川修司駅長
「本当に最後の日を迎えるんだなというところで少し感慨深い気持ちになっております」
1999年に入社した小川駅長。
最初の赴任地がここ鳥取駅でした。
改札に立っていたあの日のことが、きのうのことのように思い出されます。
鳥取駅 小川修司駅長
「ベテランの先輩方に教えていただきながら緊張しながら、ただ1年生ということもあるので元気よくご挨拶をさせていただいたり。今も受験シーズンでありますけど、学生さんの方に切符を販売した時に『がんばってね』と伝えて、帰り改札をしていた時に、『合格しました』という報告をいただいたり」
鳥取県は更に利便性を増すため、県内全ての路線バスでもICOCAなどが使えるよう予算案を計上しています。
デジタル化で一層便利に。
しかし一方で、「face to face」の文化が少しずつなくなるのも、また現実です。
こうした中、鳥取駅では、これまで以上に利用客のサポートに力を入れていきたいとしています。
鳥取駅 小川修司駅長
「鉄道だけではなくて、市中のバスやお買い物を含めて利用いただけるお客様にとっても便利なものになるかと思っています。それに加えて、これまで通りしっかりと温かみのある駅を目指してこれからも取り組んでいきたいと思っています」