船を走らせるだけで海に漂うマイクロプラスチックごみを回収できる船外機=小型船舶のエンジンが実用化されました。世界初の仕組みについて開発したエンジニアに聞きました。
これがスズキが生産を始めた地球にやさしい船外機です。吸い込んだ海水を循環させてエンジンを冷やす船外機特有の仕組みを利用し、海水中のマイクロプラスチックを回収します。
<スズキマリン技術部 中村秀人係長>
「エンジンを冷却し終わった水がここを通るわけですけど、ここで排出されていきます。その排出された水を回収装置を通すことによってマイクロプラスチックをとることができます」
2020年秋に試作品が完成し、これまで2年間、国内のほかアメリカやヨーロッパなど世界14カ国でモニタリングを実施してきました。その時に回収された海洋ごみです。マイクロプラスチックは、5mm以下の大きさで海を漂い続けるプラスチックごみで、自然には分解されにくく環境への悪影響が懸念されています。スズキではモニタリングと同時に回収装置の改良も進めました。
<スズキマリン技術部 中村秀人係長>
「これが2年前発表した時の回収装置です。そして(今回)量産する装置がこちらです。こちらが11部品あったものが主な部品5部品に減らしています。軽くなりますし、サイズ的にも小さくできています」
マイクロプラスチック回収装置は、船外機5機種に標準装備され、湖西工場などで7月から量産体制に入りました。
<スズキマリン営業部 原木理恵さん>
「スズキとして取り組んでいるクリーンオーシャンプロジェクトの一環で、ほかにも清掃活動や梱包袋の脱プラスチック化の取り組みと合わせて、環境問題やプラスチック汚染に、より意識を向けていただけるように今後も取り組みを強化していきたいと思います」
海洋問題の解決に向けて世界の海を駆け巡ります。
注目の記事
運転中ズボンはき替え⋯“暑くて”事故前にゴルフ場で飲酒も 1歳男児死亡の正面衝突事故、運転支援システム起動中の被告に遺族「理不尽極まりない」

【大相続時代】スマホで作成「デジタル遺言」解禁へ “なりすまし”リスクは?どう制度変わる?背景には深刻な社会問題

物価高が引き起こす見えない増税「インフレ税」とは?歴史的賃上げラッシュ・「税率区分」に“核心”が 【サンデーモーニング】

【いつ?どの方角?】パンスターズ彗星の観察チャンス!4月22日まで明け方の東北東の空を見て【2026】

なぜ?創業137年の老舗仏壇店が完全異業種「コーヒー」栽培に挑戦…社長「ムーブメントは起こっています」【岡山】

自転車で家族や友だちと「並走」したら交通違反? 反則金はどのくらい?ついうっかり…やってしまいがちな落とし穴とは? 自転車「青切符」導入で変わる新ルール









