半導体関連工場向けに工業用水を供給するため県が計画を進めている水道事業について、県は新たに浄水場の建設地を明らかにしました。

半導体の製造には大量の水が必要となることから、県は地下水だけに頼らない工業用水の確保を目指し、菊池市の竜門ダムを水源とする有明工業用水道の水の活用を計画しています。

県は竜門ダムからの水を浄化する浄水場について菊池市旭志新明(きょくし・しんめい)の約3ヘクタールの敷地に整備することを新たに明らかにしました。

計画では竜門ダムから農業用パイプラインを利用して取水。菊池グリーンロードや国道325号の地下に整備する約15キロメートルの管路を通って半導体関連企業に給水する予定です。

事業費は約150億円を見込んでいて、県は2027年度中の給水開始を目指しています。