15日の新型コロナ後遺症の国際啓発デーにあわせてイギリス・ロンドンで集会が開かれ、当事者らが支援拡大を訴えました。
記者
「コロナ後遺症啓発デーに合わせてロンドンでイベントが行われています。会場には車いすの参加者もいます」
「新型コロナ後遺症」は、新型コロナに感染した後、感染性は消失したにもかかわらず、倦怠感などの様々な症状が続くもので、病気の仕組みなど明らかになっていない点が多く、治療法は確立していません。
この日行われた集会は、歩くことや外出ができない重症患者もいることから、オンラインでも配信され、あわせておよそ300人が参加。当事者や支援者がそれぞれの経験を語り、病気への理解や研究予算の拡大など支援を求めました。
コロナ後遺症患者(2020年5月に感染)
「以前は貨物列車の運転手でしたが、仕事ができなくなり、解雇されました。政府がもっと多くの研究資金を提供し、この病気のメカニズムが解明されることを望みます」
新型コロナウイルスの感染拡大から5年が経つ中、イギリスではおよそ200万人が、世界では推計6500万人以上がコロナ後遺症を抱えているとの調査結果があります。
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