【サッカー・明治安田J3リーグ 第5節】高知ユナイテッドSCは、15日、ホームで鹿児島ユナイテッドFCと対戦し、2-2で引き分けとなりました。後半で逆転し、そのまま勝利かと思われた試合終了間際、同点ゴールを許しました。

高知は、Jリーグでの初勝利を挙げた前節(4節)のツエーゲン金沢戦と同じ先発メンバーで、試合に臨みました。一方、総得点1位(9得点)と攻撃陣が好調の鹿児島は、今季リーグ戦4試合3ゴールのFWアンジェロッティ、2ゴールのンドカチャールスの2トップなどが、先発に名を連ねました。

雨の中始まった試合は、前半6分、鹿児島が高い位置でパスを回すと、フリーになっていた杉井が強烈なミドルシュートをゴールに突き刺し、鹿児島が先制に成功します。【高知0-1鹿児島】

前半、高知は、決定的なチャンスを作り出すことができませんでしたが、後半開始とともに、東家と三好を投入。

すると、後半3分、右サイドのコーナーキックから高野がクロスを上げると、鹿児島のGK藤嶋が弾いたボールを鈴木が押し込み、同点に追いつきます。【高知1-1鹿児島】

さらに直後の後半4分、高知は上月が右サイドの高い位置でパスをカットすると、三好へつなぎ、その三好がグラウンダーのクロスを上げ、ゴール前に走り込んだ東家がワンタッチシュートを決め切りました。【高知2-1鹿児島】

高知は、わずか1分ほどで2ゴールを奪い逆転に成功。1点のリードに変わります。

その後は、一進一退の攻防が続きましたが、高知の守備陣が集中した守りを見せ、試合はこのまま2-1で終了するかと思われた、後半のアディショナルタイム。

左サイドから自陣内に攻め込まれると、試合終了間際、鹿児島の吉尾に同点ゴールを許します。試合終了の「30秒前」に、まさかの失点。その直後に、試合終了のホイッスルが鳴り響きました。【高知2-2鹿児島】

高知は、JFLに所属していた去年6月30日のブリオベッカ浦安戦で勝利して以来、ホーム戦での勝利がありません。15日の第5節では、待望の「J参入後のホーム初勝利」まで「あと少し…」でしたが、2-2の引き分けに終わり、"ホーム初勝利"は再び"おあずけ"となりました。