有事に備えて自衛隊などが民間の空港や港を利用できるように整備する「特定利用空港・港湾」について、宮古島市の嘉数市長は14日、市が管理する平良港の追加指定に同意する方針を示しました。

宮古島市が管理する平良港について国は「特定利用空港・港湾」への指定を検討していて、今月3日、国の関係者が市役所を訪れ市に説明しました。

▼嘉数登 宮古島市長「市民の生命・財産を守る観点から極めて重要であると考えており、平良港が特定利用港湾となることについては同意したい考えであります」

嘉数市長は14日、指定に同意する考えを明らかにし、自衛隊や海上保安庁が優先的に使えるようにするものではないことを国に確認したと強調しました。

特定利用空港・港湾をめぐっては、那覇空港と石垣港が既に指定されていて、市は近く国側に同意の意向を伝え、年度内に確認文書を取り交わす方針です。