仙台管区気象台は14日、「岩手山 火山の状況に関する解説情報 第11号」を発表しました。これによりますと、
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
3月7日から14日15時までの岩手山の火山活動状況についてお知らせします。西岩手山の想定火口から概ね2㎞の範囲では大きな噴石に警戒してください。11日に陸上自衛隊東北方面隊の協力により上空からの観測を実施しました。前回(2024年2月28日)の観測と比較して、黒倉山・姥倉山鞍部の地熱域はわずかに拡大している可能性がありますが、岩手山山頂付近、黒倉山山頂、黒倉山東側崖面、西小沢及び大地獄谷の噴気や地熱域の状況に特段の変化は見られず、火口周辺に噴出物の形跡は認められませんでした。
岩手山山頂付近の火山性地震は、2024年11月頃から発生頻度がやや高まった状態で経過していましたが、2月14日以降は少ない状態で経過しており、今期間は1回観測しました。黒倉山付近で発生している微小な火山性地震は、引き続き少ない状態で推移しました。その他の岩手山周辺における地震活動に大きな変化は認められません。
岩手山周辺の傾斜計やひずみ計、GNSS連続観測では2024年2月頃から山体の深いところの膨張を示す地殻変動が観測されています。
引き続き、西岩手山(大地獄谷・黒倉山から姥倉山)の想定火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
西岩手山の想定火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
また、噴火時には火口の風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
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