富山湾のマイワシの漁獲量が2月は例年のおよそ2・7倍だったことが、富山県水産研究所の調べでわかりました。

県水産研究所によりますと、2月の富山湾におけるマイワシの漁獲量は3996トンと、例年の2・67倍となっていて、富山湾の漁獲量全体の91.4パーセントを占めています。

マイワシの今年に入ってから先月までの漁獲量は合わせておよそ5000トンで、年間の平均のおよそ5135トンにわずか2か月で迫っていて、記録的な豊漁となっています。

増加の要因について水産研究所は、例年は4月の上旬までだったマイワシの来遊のピークがおととしから2月上旬に集中していることを挙げた上で、能登半島周辺にあった産卵場所が南下している可能性もあるとみて詳しい調査を続ける方針です。
