静岡県内企業のDX化の推進を目指すセミナーが3月12日、静岡市葵区の静岡商工会議所で開かれました。

人口減少による人手不足や競争力の低下が懸念される中、企業の業務を効率化するDX=デジタルトランスフォーメーションが注目されています。

静岡市では12日、県内の中小企業を対象にバックオフィス=後方からサポートする部署のDX化の重要性や進め方を伝えるセミナーが開かれました。

講演では県内企業のDXが進んでいない実態のほか、ゲームエンジンを利用して仮想空間上に工場モデルを作成するなどし業務の効率化を成功させた実例などが紹介されました。

<静岡県デジタル戦略局 杉本直也参事>
「2030年問題といわれている人口減少に対する危機感が非常に募っている。これを何とかしなければならないというところから出てきたのが『DX』という言葉だと思う」

県内企業でDXに取り組む割合は17.1%とされていて、県は補助金などを出し企業を支援しています。