岡山県教委は、県立岡山朝日高校の男性職員が1200万円あまりを着服したとして、免職の処分にしたと発表しました。
岡山県教委によりますと、県立岡山朝日高校の主事の男性(25)が、一昨年9月から昨年12月にかけて、学校徴収金などの口座から40回にわたり不適切な会計処理で1078万5505円を引き出し、着服するとともに、窓口で保護者から現金で預かったPTA会費などとして納められた17万5130円、業者へ支払う予定で校内の金庫に現金で保管していた書籍代179万8865円をそれぞれ着服し、合計1275万9500円を着服したということです。
着服金は、今年2月21日までに全額返済されています。
岡山県教委は、この男性をきょう(14日)付けで免職の処分に。
また、会計関係書類の確認が不十分であるなど、出納責任者として不適正な事務処理があったとして、県立岡山朝日高校の事務部長の男性(57)を減給10分の1(3か月)。
主事の行為を防止できなかったとして、県立岡山朝日高校の校長の男性(58)を戒告の処分としました。
免職処分となった男性は、学校徴収金(教材費)を用途別の口座に振り分ける担当者だったということです。また、県教委に対し「金はローンや消費者金融への返済、遊興費に充てた」と話しているということです。
岡山県は、再発防止に努めると話しています。