東京で開かれる世界陸上への出場が期待される日本女子・陸上短距離界の女王君嶋愛梨沙選手が、地元・山口県岩国市で1日消防署長を務めました。
冨岡英文消防長から君嶋選手に1日消防署長の委嘱状が渡されました。
君嶋愛梨沙選手は岩国市出身で、去年の日本選手権で100メートル3連覇、100と200メートルで2年連続2冠を達成しました。

岩国市内では今年に入って20件の火災が起きていて、2人が死亡しています。
君嶋選手は、JR岩国駅前で住宅用火災警報器の設置を呼びかけました。
訓練では指揮隊長として指揮を執りました。

今年の君嶋選手は日本選手権での100メートル4連覇、200メートル3連覇がかかっています。
さらに、東京で開催される世界陸上出場へ期待が高まります。

君嶋愛梨沙選手(29)
「ふだんから消防署の前にある愛宕のコンプレックスの陸上競技場でトレーニングしているので、消防の方の頑張ってる姿を見ながら自分自身も世界陸上出場に向けて頑張っていけたらいいなと思ってます」
「女子100メートル日本記録、11秒21を突破して世界の舞台につなげていきたい」と意気込みました。