大規模な山林火災の影響で一時、避難指示区域になった岩手県大船渡市の中学校で卒業式が行われ、卒業生が学びやを旅立ちました。

卒業式が行われたのは大船渡市赤崎町の東朋中学校です。13日は3年生33人に卒業証書が手渡されました。
この学校は2月26日に発生した大規模な山林火災の影響により一時、避難指示が出され、2月27日から3月7日まで休校しました。

火災の被害を受けた三陸町綾里地区と赤崎町外口地区に住む3年生のうち7人が現在も避難生活を続けていて、一部は住宅の被害を受けたということです。

(卒業生は)
「卒業式を学校で行えるかわからない状況だったので、自分の母校でしっかり卒業式を行うことができてとてもうれしいです」

卒業生たちは友人や後輩たちとの別れを惜しみながら学びやを後にしていました。