「香川県高松市の観光地・屋島に夜の賑わいを」と旅行代理店のJTBが、ある「讃岐の名物」を使ってイベントを企画しました。週末限定で現れるナイトスポット、その狙いとは?


(古川豪太記者)
「目の前に広がるのは高松市街地の夜景、こちらは屋島の山上です。夜景とともに楽しむのが『熱々のおでん』です」


讃岐のうどん店ではおなじみのソウルフード「讃岐おでん」を夜景と共に楽しもうというイベント、「YASHIMA SUPER ODEN」です。


(訪れた人)
「なかなかこういうシチュエーションが街の中にはないので、すごくいいと思います。なんかこのきれいな景色に味が染みる。だいぶ、訪れる人が少なくなっているから」


高松市随一の観光地・屋島。かつては年間250万人ほどが訪れていましたが、今では夕方5時を過ぎると人気のない状態が続いています。


「イイダコです。屋島名物『イイダコ』のおでんです」


そんな屋島に夜の賑わいを、と7日からはじまったのが「YASHIMA SUPER ODEN」です。


屋島名物「イイダコ」のおでんも用意します。


企画したのは旅行代理店のJTB。狙いは新たな観光資源の開発です。


(JTB高松支店 観光開発プロデューサー 高島達朗さん)
「地元の人からしたら当たり前かもしれませんけど、県外の人からするとこのロケーションは特別」


「高松自体に我々はポテンシャルがあると思っているので、その高松でこういうコンテンツみたいなものを持っておくことが将来的なJTBの資産にもなるのでは」


会場は、新たな観光拠点施設「やしまーる」のすぐそばです。


開始とともに「さぬきおでん」を求めて次々と人が訪れます。


普段は夜ひっそりとしている屋島山上に賑わいが。高松市の夜景とともに「讃岐おでん」で、夜の屋島を楽しみます。


(訪れた人)
「こんなきれいな、なんか香川ではないみたい特別感でますね、おでんなのに」


(JTB高松支店 観光開発プロデューサー 高島達朗さん)
「高松といえば『夜は屋島』みたいな形の、こういった定番スポットというふうな地域の魅力を高めていくことは、客がよりたくさん来てくれる環境が整うと思っているので非常に価値のあること」


新たな観光資源を創り出す。「讃岐おでん」を中心に10月の週末限定で現れる、ナイトスポット・屋島です。