なぜ今年はタコノコが少ないのか?

タケノコ生産者 中島朱美さん
「本当は2月の中旬くらいから掘れるときは掘っています。でもきょうが初めてなんですよ今年は」
15年間タケノコを生産している中島さんです。春に出回り始めるタケノコは、土の中から掘り起こします。
タケノコがあることの目印になる「地割れ」を探して2月中旬から竹林に入りましたがまったく見つからず、例年より1か月遅れて収穫を始めました。
原因は「季節外れの寒波による成長の遅れ」

タケノコがまだ出回っていない原因それは「成長の遅れ」
タケノコ生産者 中島朱美さん
「夏の暑さはやっぱりこたえるんじゃないですか、植物もですね。9月にたけのこの芽が出るが、雨が少ないとなかなか育たない。」

成長が遅れた理由一つは、去年の夏の猛暑と雨が少なかった事で芽が十分に育たなかったこと。
そしてもう一つは、今年の冬に長く続いた寒波。タケノコの成長は10月下旬からの毎日の平均気温を足し、その合計が1300度近くになると、収穫出来る目安に達すると言われています

しかし、今シーズンは季節外れの寒波に見舞われ寒い日が多かったため、成長が遅れているというのです。
昨日収穫した、タケノコは20本収穫始めの量としては例年と変わりませんが中島さんは、今後に不安を感じています。

タケノコ生産者 中島朱美さん
「(掘るのが)遅いというのは、やっぱり少ないという感覚。掘り始めが遅いと少ない年かなと思います。」
実は福岡県は、タケノコの生産量が日本一年間およそ4500トンで全国の25%以上を占めているのです。













