今週に入ってスギ花粉の飛散が長野県内で本格化しているようです。
今シーズンの傾向と対策は?最新事情を取材しました。
長野市北長池のふくおか耳鼻咽喉科。
駐車場に置かれた「ダーラム」という装置で花粉を採取し、飛散状況を確認しています。
福岡久邦院長:「ワセリンを塗ってそこに(花粉が)ついて取れないようになっていて染色をしてという形で毎日取り換えながら」
前の日にセットしたプレパラートを顕微鏡で見てみると。
福岡久邦院長「青いのがスギ花粉、ちょっとトゲみたいなのがある、それがスギ花粉の特徴」
福岡院長によりますと、今年は2月28日にスギ花粉を確認。
今週から本格的な飛散が始まったということです。
今シーズンの花粉の量は飛散が少なかった去年と比べると多くなりそうでピークは今月下旬と予想されています。
福岡久邦院長:「去年の夏は暖かくて日照時間が長かったので(今年花粉が)多いとされています。長野県は例年に比べると120%くらい、ちょっと多いと言われています。ただ去年がうんと少なかったのですごく多く感じる可能性が高い」
花粉症に悩む人にとっては、不安な情報です。そんな中、今シーズンから処方が始まった薬があります。
福岡久邦院長:「これまでは点眼薬という目に注す薬だったが今は軟膏の薬がある。目の周りの皮膚に塗る感じで1日1回塗っておくと皮膚から浸透して目の方にいくのでかゆみを抑えられる目薬を嫌がる子どもや高齢者にとっては、すごく使い勝手がいい薬」
福岡院長によりますと、効果は目薬と同じで、患者は塗り薬か目薬かを選ぶことができます。
そして、福岡院長は早めの投薬治療を呼びかけています。
福岡久邦院長:「初期療法と言われていて症状がなくても症状が軽くても花粉が飛び始めた時点で薬を使うとそのシーズンを通してすごく楽になるといわれているので飛び始めに薬を使うのが勧められています」
一方、長野市のハンズでは、花粉症の症状を和らげる対策グッズの売れ行きが伸びています。
HANDS 内山実紀(うちやまみき)さん:「今年そんなに代わり映えはしていないが、毎年入ってきているものは、お客様が毎年欲しいというものだったり、新しく入ってきたものはよりバージョンアップしているものが多かったりする」
花粉グッズを担当する内山実紀(うちやまみき)さんにおすすめトップ3を聞きました!
長野市のHANDSの花粉症対策グッズ。
おすすめ第3位は「香りでスッキリ」アロマスティッカーズです。
HANDS 内山実紀さん:「マスクに付ける商品で鼻が詰まっていたりすると、ニオイがあまり感じられなかたりとか憂鬱になったりとかするが、アロマのシールで気分転換してもらったり、ミントの香りですと鼻がスーっとしますので日常を楽しく快適に過ごしていただけるシールになると思います」
第2位は「初心者におすすめ」ハナリラ鼻うがい専用ボトル。
HANDS 内山実紀さん:「鼻うがいを初めて使われる人はこれがおすすめになります。鼻が詰まって鼻をかんでもスッキリしない時にこちらの商品で鼻から食塩水を入れて口から出して鼻をすっきりさせていただく道具」
そして第1位は、「花粉も鼻水もキャッチ」ノーズマスクピットSEVEN
HANDS 内山実紀(うちやまみき)さん:「鼻の中に入れるマスクになります。マスクの中にマスクをしている状態になりますので、より花粉が鼻から侵入しにくくなるマスクになります」
通常のマスクと併用すればダブルで花粉をガードできる「優れモノ」ということで年々人気が高まってきているそうです。
やっかいな花粉の季節。対策アイテムも上手に使ってなんとか乗り切りたいものです。
注目の記事
総裁選、記者会見も…野党に配慮しすぎて何も言えない?注目ポイントは“何を言わなかったか”【Nスタ解説】

「並ばない万博」どころか入場もできない!?予約サイトは閉幕まで“満員” 残るチャンスは「キャンセル待ち」「入場枠の追加開放」「現地で当日券購入」

服にくっついてイラッ「ひっつき虫」の世界 対処法は?実は“あの製品”開発のヒントにもなっていた

「亡くなっても家族を助けてくれている」奥能登豪雨1年 中3・喜三翼音さんが家族に残した“生きる源”

「つらかった過去にひとつの区切りを」小倉美咲さん行方不明から6年 母親が献花台を閉じる 山梨・道志村

蚊は“世界で最も危険な生き物の一つ” 涼しくなってこれからピークに 昼間に活発なのは「やぶ蚊」夜に活発なのは「いえ蚊」刺されやすい人の特徴は?就寝時の対策は?

小学生がホームと電車のすき間に…とっさの判断で助けてくれたのは「かっこいいお兄さん」 お礼が言いたい!SNS拡散を通して救助した高校生2人と再会

「子どもの数が増えて…」人口が増え続ける村…40年で人口が何と1.6倍に!給食センター新たに建設、保育園増改築…それにしてもナゼ増えている…?取材して分かった納得の理由

「いじめで自殺も考えた…」肌の色や見た目の違いに対し同級生からつらい言葉 タレント副島淳さんに聞くいじめ問題「逃げてもいいから生き続けて」

「よかった、生きている」北アルプスで400メートル滑落し大けが 九死に一生を得た東京都の男性 救助待つこと2日間 雪の中でどう生き延びた?長野
