米津龍一気象予報士:

あすのお天気ポイントはこちらです。

天気がぐずつくも寒さが和らぐ見通しなんです。
なぜ天気がぐずつくのに寒さが和らぐのか、一見して矛盾してるような感じなんですが。

まずあすの天気から見ていくと、きょうと同様に高気圧の中心は東へと離れます。

高気圧は時計回りに風が吹きますから、この暖かく湿った空気=雲のもとがまた入りやすい形となるんです。

きょうと大きく違うのが、西にある低気圧がだんだん近づいてくる形となります。

近づいてくるということはどういうことかというと、よりこの風同士がぶつかり合いやすくなります。

低気圧は反時計回りに風が吹きますから、これによってさらに雲が湧きやすく雨となるんですが昼前から雨が降り出しまして、大体ピークとなるのが昼過ぎから夕方ごろ、雨脚が強まりそうなのが県の南側の峡南、富士五湖。特に南の方の地域ほど雨脚が強まります。

この低気圧が近づくことによって南風がダブルで入りやすくなるんですよ。

ですから、その分南風というのは暖かいので、それによってきょうよりも気温が上がりやすく、あすは大体3月上旬から下旬並みということで、きょうよりは気温が高くなる見通しです。
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