高校生たちが、震災や防災をテーマにした絵本や紙芝居を幼稚園で披露しました。避難訓練の大切さなどを物語を通して子どもたちに伝えます。

読み聞かせが行われたのは金ケ崎町の南方幼稚園です。
この取り組みは県南青少年の家の呼びかけで2023年から行われているもので、今回は金ケ崎高校の4人と花巻北高校の2人の合わせて6人の生徒が読み手として参加しました。

(紙芝居読み聞かせ)
「頭を守ってダンゴムシのポーズになりました。『まだ揺れているから動かないのよ』」
読んだのは、三陸を舞台にしたものや、避難訓練の大切さを描いたものなど4作品です。園児たちは高校生たちの優しく丁寧な語りを真剣に聞いていました。

(金ケ崎高校2年 及川穂華さん)
「いざという時のために何か準備しておくことも大事だし、震災を通した勉強もして。みんなにもいのちを守る行動をたくさんとってほしいと思います」
高校生たちは読み聞かせを通して、日ごろから訓練することや防災について考えることの大切さを園児たちに伝えていました。