町工場がスゴ技で日本一を目指す大会が10月15日に実施されます。その名も「くだらないものグランプリ」。スゴ技を駆使した“くだらないもの”とは?


東京・大田区にある「芝橋」。今年、初挑戦です!

芝橋 渡辺大社長
「印刷半導体関係中心に、制御機械を設計・製造している会社」

インクを自動で計量する装置は様々な産業からオファーがあり、国内シェアはトップクラス。社員は10人ですが、手がける機械を使っている会社は1000社以上もあります!


そんなすごい会社が今回開発したのは、歯医者で使う「Dr.ストップ!伝えるくん」。目の部分に機械をあて、手元にはスイッチがあります。

虫歯の治療って痛いですよね?しかし、口を開けた状態で「痛い」とは中々言えません。そんな時に…


我慢ができないときにスイッチを押すと目の色が変わり、サイレンが回って痛いことを知らせることができるのです。

芝橋 渡辺大社長
「もの作りメーカーとして少なくとも面白いね、いいねって言ってもらえるような商品になったかなと思うので、優勝目指して頑張ってます」


一方、3年連続で参戦している富山県高岡市の「フジタ」。アルミの金型を製造する会社です。今回、出品するのは拳にはめて使う武器の「メリケンサック」。しかし、そのコンセプトは愛にあふれています。


フジタ 盛田玲太さん
「こちらは装着した人同士が引かれ合ってくっつくんですよ。そうすると恋人つなぎになっちゃうっていう作品になってます」


名付けて「LOVELOVEメリケンサック」。複雑な形状を削りだすフジタの金属加工技術を存分に発揮しています。

従業員が試してみると…

従業員
「誰か恋人がほしい」


愛が欲しくなる作品のようです。

フジタ 盛田玲太さん
「あわよくば優勝していろんな人に使ってもらって、いろんな人をはにかませたいなと思います」

今年は全国から総勢21社が参加。果たしてどの町工場が「日本一の栄冠」を勝ち取るのでしょうか?