東日本大震災で多くの檀家が犠牲になった岩手県釜石市の寺院で、僧侶30人による追悼法要が行われ、遺族や市民が犠牲者の鎮魂を願いました。

釜石市の中心部にある仙寿院は、東日本大震災で当時の檀家60人以上が津波の犠牲になりました。
大震災から14年目の命日となった11日は青森県や和歌山県など全国から30人の僧侶が集まり、追悼の法要が行なわれ、遺族や市民らおよそ50人が参加しました。

(親族3人を亡くした奥州市の小野寺晃さん)
「残った私たちが亡くなった人たちを弔って、心の中に秘めて生きていくのがいいのかな。私たちが頑張らなきゃいけないと思っています」

法要の出席者は手を合わせて犠牲者の鎮魂を願っていました。