23日投開票される福岡県知事選挙について、立候補している現職の服部誠太郎氏(70)が他の候補者が求めていた公開討論会を辞退したことが分かりました。
他候補の陣営 9日間の日程を提示
公開討論会の開催は、新人の吉田幸一郎氏(45)が求めていたものです。
服部氏と吉田氏の陣営によりますと、吉田陣営は3月4日、公開討論会を開催する希望日を優先順位をつけて9日間、服部陣営に提示しました。
これに対し服部陣営は9日、公開討論会を辞退することを吉田陣営に伝えたということです。
服部陣営は、辞退の理由について「選挙期間中であり、また公務もあって日程調整ができないため」としています。

服部氏は、2月25日の定例記者会見で、公開討論会の意義について「オープンな場で有権者に自らの政策・信条・県に対する思いを話すことできる場。非常に良い機会だと思っている」とした上で、「可能な限り、申し出があれば調整したい」と話していました。
吉田陣営は、服部陣営に対して再度申し入れをしたということです。
福岡県知事選挙 4人が立候補
23日に投開票される福岡県知事選挙には、4人が立候補しています。

(届け出順)
無所属・新人で共産党が支持する弁護士の吉田幸一郎(よしだ・こういちろう)氏(45)
2期目を目指す無所属・現職で自民・立憲・国民・公明・社民が推薦する服部誠太郎(はっとり・せいたろう)氏(70)
無所属・新人で自営業の藤丸貴裕(ふじまる・たかひろ)氏(48)
諸派・新人で政治団体代表の新藤伸夫(しんどう・のぶお)氏(76)