下水道管が破損したことで起きたとみられる埼玉県八潮市の道路陥没事故など、下水道管の劣化が全国的に懸念されるなか、埼玉県内の大規模な下水道管のうち13パーセントにあたる、およそ20キロメートルで補修が必要とされる腐食や損傷が見つかっていたことが分かりました。

八潮市で今年1月に起きた道路陥没事故では、下水道管の破損が原因となった可能性があるとみられています。

その後の埼玉県への取材で、県内の大規模な下水道管147キロメートルのうち、13パーセントにあたる、およそ20キロメートルで補修が必要な腐食や破損が見つかっていたことが分かりました。

これは、法律で自治体に5年に1回以上義務づけられている「定期検査」で分かったもので、県によりますと、下水道管の中を目視やカメラで検査して判明したということです。

県は補修作業を進めていますが、完了には時間がかかるとしています。